主にゲームと映画

ゲームや映画に関する感想等を書きます。ネタバレはあります。

ライフ イズ ストレンジ

クリア前

ライフイズストレンジをプレイしているけどかなりドハマり。ストーリーが展開するにつれどんどんのめり込んでいってる。やり直し能力を活かした攻略は斬新で面白いし、それを使っても先の見えないストーリーは格別。

まだ中盤ぐらいなのだけれど、時間を巻き戻す演出もシンプルながら良質で、しかも操作可能なパートではほぼいつでも使えるので能力を思い通りに使えるという没入感は高い。

このゲームでミスチョイスしてしまった時にやり直すのは、あくまでゲーム中での話でありメニュー画面などからやり直すものではない。そのプロセスがまた良い。

クリア後

ライフイズストレンジをクリア。クリアしてみて思った点などが多々あるのでまた書いていきたい。また愛故に批判多めになってしまうが、良いと思ったからこそ理想を語りたくなってしまうのだ。

とりあえずはエンディングはマルチ制かと思ってたけど結局は二極化すること。今までの選択の積み重ねが結末に影響してくるかと思いきや飽くまで影響が出るのは道中のイベントのみ。まあそれで満足なのだが本筋を大きく分けるような分岐はストーリー中1個しかなかったように思える。

あとは能力についても基本的には原因不明のまま、使いすぎて体に悪影響を及ぼす描写もあったが結局はほぼ無制限に扱えている。まあその辺は合理性を求めたらの話で、今作ではその辺は重要視されていないので問題ないが。

もっと大きな分岐を増やしてマルチエンディングにしても良さそうとも感じたが、最終章の展開を見るにアレが演出面で見ても最高の面白さを持つ展開だと言えるかも。逆に言えばアレ以外の展開はナンセンスとも。

悪夢のパートは長すぎて途中でうんざりだったけど、精神的に来る恐怖感としてはかなりのものだし、主人公が感じる嫌悪感を自分も感じられるという点ではあの長尺もありなのか…??
まあ能力の酷使でいつの間にか悪夢に陥っているあの綺麗なグラデーションは良かった。

そしてレイチェルが生存しているルートもあったらなぁとは思った。あれだけストーリーの主軸として名前のみ登場していて、長期間の失踪という時点で何度も死が頭を過ったけど、結局その通りだもの。

プレイ序盤はこのシステムなら他ハードでもじゃんじゃんできそうと思ったけど、今のラインナップじゃなきゃ表現できないグラフィックの数々を見て納得したね。リアルなのだけど油絵の様な雰囲気を纏ったグラ、細部まで作り込まれた部屋や施設は開発陣のセンスを思う存分に発揮している。

インタビューを見てて思ったけど、選択をやり直せるのに悩んでしまうというのは面白いと思った。好きなだけ改竄がきくからこそ選択にはこだわってしまいたくなる、その面白さを引き出せているのも本作の魅力だ。

 

(2016/04/05)