デッドプール2
デッドプール2観てきました。単刀直入に言うと、1の出来を大いに超える、駄作になりがちなシリーズ2作目にしては稀有な作品だった。
1の出来を超えたと言う事で、1の欠点との比較をする。まず言えるのは、1ではヒーローになるまでの経緯、ヒーローになってからの動機付け(ヒロインとの出会い等)を説明する必要があった為、そういったシーンに時間を割かれていた。
それらのシーンで退屈させない為に、時系列を入れ替えるといった工夫はあったが、各所でも指摘されている通りストーリーの単調さは少なからずあった。
2では当然バックボーンが出来上がっているので、魅力的なシーンがより詰め込まれているし、より様々なシーンで構成されているので、体感視聴時間は絶対に長く感じるはず。
また、キャラクターについても、1に比べて個性的なキャラが沢山登場。彼らとデッドプールによるぶっ飛んだキャラ同士の掛け合いは、1よりも面白いと感じた。
ストーリーについても、LOGANを意識してるというだけあって演出面は強化されている。特に最後に恋人と会うシーンではベタなBGMによる演出ながらも、久々に元のライアン・レイノルズの顔を見られるという事もあって、非常に感慨深いシーンとなっている。タイムリープについてもこれまたベタな設定でありながら、ケーブルというキャラを魅力的にしているし、エンドロールでのファンサービスシーンにも繋がる為とても良いエッセンスになっていた。