主にゲームと映画

ゲームや映画に関する感想等を書きます。ネタバレはあります。

GRAVITY DAZE 2

デイズ2クリアしました。システム面は、正に前作の正統進化。前作好きなら絶対ハマるし、イマイチだったなら本作でその感想が変わる事も無いだろう。新要素も概ね良い感じで、前作プレイヤーの要望をかなり取り込んでいる様に感じた。

ストーリー面も、風呂敷を広げてる内に終わってしまった前作と比べると、一章&二章はそれぞれの世界を舞台に単独で完結していて、終章で前作で広げた風呂敷を畳むという構成だったので、比較的分かりやすいかと。一章では貧困層と富裕層の格差など、深いテーマ性があったのもグッド。

 

新MAPジルガ・パラ・ラオについて、ヘキサヴィルとは全く性質の異なるワールドで、一つの大きな土地ではなく小さな島が幾つも集まって町の体を成している。無数の島の群れは地図で見た時もインパクト抜群で、新ハードの進化具合を感じさせる。

前作のワールドであるヘキサヴィルもまるっと登場(ボトゥム以外)。前作から変わった点はほぼないが、特徴の異なる新ワールドが登場した事により、こちらの特徴である上下にも広がる街の構造等がより際立つ様になったのは良いシナジーだと思った。

 

システム面では、やはり重力グラブがかなり使い易くなった。しかし使える場所、回数は限られており、前作の重力キック一辺倒だった戦闘を改善できている。チューンチェンジも概ね好評で、特にルーナチューンの移動性能、対空性能はかなり好評なのでは。

 

不満点としては、もう少し新マップを使って欲しかった事が挙げられる。結局一章が終わったらもう出番はなく、前作で散々飛び回ったヘキサヴィルでストーリーを進める事になる。違いが際立つとは言ったがやはり新鮮味は無い。

新マップ自体もヘキサヴィル同様4つの区画に区切られてはいるが、ヘキサヴィル並みに「街」として使われているのは1つしかなく、後はストーリー上で必要なダンジョンの様な扱いで、探索する楽しみが薄い。まあその分、その1つの街に偏って作り込みに力が入っているのだが

ストーリーも、計り知れない力を持ってそうな政府をあっさり倒す等、突拍子の無い展開が多かった印象。市長の研究についても不明瞭な部分が多く、数々の超能力や現象を「人体改造したから」で片付けている様な印象。終章に関しても、100撒いたとしたら80ぐらいしか回収できない感じ。

 

(2017/02/07)