主にゲームと映画

ゲームや映画に関する感想等を書きます。ネタバレはあります。

スターウォーズバトルフロント

バトルフロント二日間たっぷりプレイした。本作ならではのド派手な戦闘から、定番のシンプルなキル数勝負まで揃っていて良かった。個人的に感じた他FPSとの最大の違いは、銃弾が目に見える事、それも凄くハッキリと。エフェクトが派手だから戦闘も派手で爽快感のあるものになる。

当然、原作ありのゲームとして、ファンには嬉しい要素がたっぷり。注目したいのは音。どうやら映画と同じ音源を使用しているらしく、銃声等が作り出す雰囲気はまさにSWの世界。前述の弾が派手なのも相まって、発砲するだけでも楽しいつくりとなっている。

グラフィックのレベルは最近のゲーム全体で見てもかなり高い方。
CGの魅せ所である光の表現と、銃弾やライトセーバー等単色光の多いSWの特性が噛み合って非常に「SWらしい」世界を生み出している。

 

本作の目玉といえるウォーカーアサルトは、お祭り騒ぎなだけにみえて結構バランスが練られているのだ。

ウォーカーアサルトは、本作の特徴である「白兵より遥かに強いビークルや固有キャラ」を詰め込んだ、初心者でもそれらを使いこなせば活躍できるモードだ。特にビークルの種類は豊富で、設置された固定砲台、確率で使用できる戦闘機や巨大兵器はかなり高い頻度で使える。

ただそうなると今度は「強い武器があるのなら皆それを使えば良いじゃないか」となる。ここでウォーカーアサルトのバランス調整が光るのだ。

確かにそれらの兵器ばかり使っていればキルはとれる。しかしウォーカーアサルトというのはAT-ATを壊すor守るゲーム。ただ敵をキルしているだけでは勝てないのだ。じゃあ勝つ為にはどうしたら良いかというと通信システムの争奪戦を制する必要がある。

しかし、その争奪戦は大抵屋内だったり、そもそも白兵でないと通信システムに触れなかったりと、白兵が中心となって行う。言い換えれば前述の強力兵器はその「ゲームの中核に援護か妨害でしか介入できない」のである。

こう言うと聞こえは悪いが当然その強力兵器による援護の有無は争奪戦の勝敗に大きく関わる重要な要素だ。要するにこのモードは「上級者は通信システムを奪い初心者は兵器で援護する」どんな層にも活躍の場があるモードなのだ。

 

(2015/11/23)